マタイ受難曲 April 26th, 2025

ウーヴェ・ハイルマン(Uwe Heilmann)が「自分の中の音楽の魂を日本の皆さんに伝えたい」と結成した合唱団とオーケストラを指揮して、J.S.バッハの最高傑作「マタイ受難曲」(全曲)を2025年4月26日(土)に川崎市にあるミューザ川崎シンフォニーホールで演奏します。8歳の時からドイツの教会の少年合唱団で歌い、欧米の声楽界の頂点を極めたハイルマンだから作り出せる音楽の世界をお楽しみください。エヴァンゲリストはハイルマンの愛弟子の一人、冨森政彦、ソリストに林美智子(メゾ・ソプラノ)、松田奈緒美(ソプラノ)、前田 昭和(バリトン)、杉浦 隆大(バリトン)ほかが熱唱します。

 

〇コンサート日時: 2025年4月26日(土)午後6時開演(午後5時開場)

〇コンサート会場:ミューザ川崎シンフォニーホール

 http://www.kawasaki-sym-hall.jp/

〇入場料: 5000円(全自由席、当日券あり、未就学児入場不可)

〇前売り券: チケットぴあ(Pコード 285648 )

チケットはこちらで→

http://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=2442889

 

主な出演者

林美智子(メゾ・ソプラノ)
東京音楽大学声楽演奏家コース卒業。桐朋学園大学研究科、二期会オペラスタジオマスターコース、新国立劇場オペラ研修所第1期修了。文化庁派遣芸術家在外研修員としてミュンヘンへ留学。アテネで開催された「国際ミトロプーロス声楽コンクール2003」で最高位入賞。第5回ホテルオークラ音楽賞受賞。2002年、新国立劇場「ヘンゼルとグレーテル」へンゼルでオペラ・テビュー。以降、「フィガロの結婚」ケルビーノ、「ばらの騎士」オクタヴィアン、「ドン・ジョヴァンニ」ツェルリーナ役などをはじめ数多くのオペラで存在感を示している。チョン・ミョンフン、パーヴォ・ヤルヴィ等とべートーヴェン「第九」、マーラー「復活」・第3番、第4番、第8番交響曲、シルヴァン・カンプルラン指揮祝売日響とのショーソン「愛と海の詩」など、 国内外の主要オーケストラとも多数共演した。大阪音楽大学特任准教授及び日本大学芸術学部声楽講師。

 

松田奈緒美(ソプラノ)
沖縄県那覇市出身。沖縄県立芸術大学を首席で卒業、沖縄県人材育成財団奨学金を得てドイツ国立マンハイム音楽大学を首席で卒業。世界的歌手エリザベート・シュワルッコップ、中村智子、ウーヴェ・ハイルマンに師事。これまでに、第Ⅱ回日本クラシック音楽コンクール第2位、第2回長久手オペラコンクール第1位、第9回おきでんシュガーホール新人演奏会オーディショングランプリ、2006年第17回五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。第54回沖縄タイムス芸術選賞大賞受賞。2003年NHKFM「名曲リサイタル」ソロ出演したほか、計4回NHKニューイヤーオペラコンサートに出演し非常に高い評価を得た。数々の著名な指揮者やオーケストラとの共演を重ね、プラームス「ドイツレクイエム」CD録音はレコード芸術特選盤に。世界的権威があるオーストリアの「シューベルティアーデ」オープニングコンサートで演奏するなど公演活動を精力的に行っている。

 

前田昭和(バリトン)
大阪芸術大学・同大学院で学ぶ。故・石井ルリ子、荒木正海ほか各氏に師事。フライプルク音楽大学声楽科主任A.マイヤーオルベルスレーベン、ライブツイヒF.メンデルスゾーン音楽芸術大学教授B.シュミット、フライプルク歌劇場指揮者A.イツレンベルガーほかの指導を受ける。フライプルク市ラーベンコッブザールでの演奏会や、プルガリアでの四国二期会海外公演「扇の的」(源義経役)、ウーヴェ・ハイルマン指揮「フィガロの結婚」(フィガロ)、「マタイ受難曲」(イエス役)など多数の演奏会に出演。第37回全四国音楽コンクール本選で優秀賞を受賞。第40回記念四国二期会オペラ公演「魔笛」のパパゲーノ役を好演し第12回プルーボラリス最優秀個人賞受賞。小中学校講師を経てルミネ音楽教育研究所代表、Gruppe Lumine主宰、あずき)島っ子合唱団、合唱団グリュックス・シュヴァインの指揮・指導など後進の育成にも力を注いでいる。

 

杉浦隆大(バリトン)
東京藝術大学大学院修士課程オペラ専攻修了。二期会オペラ研修所マスタークラス修了時に川崎静子賞(最優秀賞) 受賞。ドイツ・ハンプルクにて研鑽を積む。二期会ニューウェープ・オペラ劇場《ジューリオ・チェーザレ》クーリオで二期会デビュー。その後《ダナ工の愛》4人の王& 4人の衛兵、《イル・トロヴァトーレ》老ジプシー、《蝶々夫人》神官、ヤマドリ、《こうもり》フランク、《魔弾の射手》キリアン、《魔笛》僧侶I、《天国と地獄》ジュピター《パルジファル》第2の聖杯騎士で東京二期会オペラ劇場に出演。また同オペラ劇場で《タンホイザー》ヴォルフラム・カヴァー、《パルジファル》アムフォルタス・カヴァーを務め、《工ドガール》フランクで東京二期会コンチェルタンテ・シリーズに出演。近年では《マタイ受難曲》、《メサイア》等のバスソリストも務める。二期会会員。

 

冨森政彦(エヴァンゲリスト・テノール)
愛知県出身。鹿児島国際大学国際文化学部音楽学科声楽コース卒業。声楽をウーヴェ・ハイルマンに師事。オラトリオではJ. S.バッハ作曲「クリスマスオラトリオ」「ヨハネ受難曲」「マタイ受難曲」でエヴァンゲリストを、G. F.ヘンデル作曲「メサイア」、W. A.モーツアルト作曲「レクイエム」でソリストを務める。 オペラでは、W. A.モーツアルト作曲オペラ「ドン・ジョヴァンニ」のドン・オッターヴィオ役として出演。

 

ハイルマン合唱団&オーケストラ
ドイツ出身のテノール、ウーヴェ・ハイルマンが「自分の音楽の魂を日本に伝えたい」と2022年秋に結成。合唱団にはセミプロを含む音楽ファンが毎月3回、ハイルマン指導による合同練習を重ねている。オーケストラにはバッハの故郷アイゼナハでコンサートマスターを務めたこともある長田新太郎を中心に気鋭の演奏家が結集。マタイ受難曲のほかメサイア、天地創造の演奏会を開いてきた。